静岡県の伊豆にある漢方薬局。不妊症、自律神経失調症、座骨神経痛、変形性膝関節症など、お困りの相談を承ります。
漢方相談 明正薬局
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妊娠したい方のための漢方治療-頭痛・月経痛・血行不良タイプ

この記事はこんなお悩みの方におすすめです
  • 不妊症の漢方治療を知りたい方
  • 漢方薬で不妊治療をしたい方
  • 病院での不妊治療の効果を高めたい方

私ども明正薬局では、不妊症の漢方的なタイプを大きく7つに分けて、それに合った治療を行っています。

7つのタイプの分類はこちらをご参照ください。

今回は、不妊症のタイプのうちの頭痛や肩こり、月経痛が強い血行不良タイプ(血瘀・けつお)をご紹介します。

いつも月経痛(生理痛)がある人は、月経痛はあるのが普通だと思っていらっしゃいますが、月経痛は無いのが健康な状態です。

月経痛が起きる原因は、血行不良(血瘀)とストレス(気滞)によるものが多いです。

頭痛・肩こり・月経痛が強いタイプ

血瘀(けつお)
月経周期が不規則・生理痛が強い・月経血にレバー状の塊が混じる・不正性器出血・目の周囲がどす黒い・肩こり・ 慢性頭痛・手足の冷えなどの症状が特徴です。

  • 月経痛が強い、
  • 月経血にレバー状の固まり、黒いブツブツが混じる
  • 月経周期が不定(長かったり、短かったりする)
  • 基礎体温がギザギザで不安定
  • 頻繁に頭痛が起きる
  • 肩こり・手足の冷え、
  • 冷えのぼせ(下半身が冷え、上半身が熱くのぼせる)
  • 顔色が悪い、目の下のクマ、唇の色が暗い
  • しみ、そばかす

血瘀の不妊症によく使用する漢方薬

臨床では、桃仁、紅花などの生薬を配合した煎じ薬を使用します。

折衝飲(せっしょういん)

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)

冠元顆粒(かんげんかりゅう)、など

 

不妊症の漢方相談は、伊豆の国市以外に伊豆半島全体や三島、沼津、静岡、横浜、名古屋などからも患者さんが相談にいらっしゃいます。

また、メール相談により、北海道から九州・沖縄まで漢方薬を発送しております。

不妊症問診票


血瘀による不妊症の漢方症例

【症例1】36歳女性・静岡県伊豆市在住・不妊歴3年・妊娠歴1回・流産1回、出産歴0回、身長165cm・体重56kg

1年前、病院で体外受精で1回妊娠するも稽留流産。その後妊娠していない。

症状

月経周期が不安定(25~32日くらい)、月経期間は3~5日間、月経痛が強くレバー状の固まりがでる。月経の時は3日間くらい鎮痛剤を服用する、下腹部の痛みと頭痛が起きる。

普段から頭痛が起きやすい、手足の先が冷えやすい、顔色はくすんでいて、目の下にクマがある。

処方

全周期にわたって、折衝飲(せっしょういん)+プラセンタ製剤

月経期-月経3日間、爽月宝(そうげつほう・三稜莪朮製剤)

低温期-月経4日目から排卵までヴァイタルゲン(牡蛎肉+クマ笹)を併用。

高温期-高温になってから月経がくるまで参茸補血丸(さんじょうほけつがん)を併用。

経過

服用3ヶ月後、月経痛と月経時のレバー状の固まりが減ってきた。

服用6ヶ月後、体調が良くなってきているので、再度体外受精にチャレンジしてみる

服用8ヶ月後、体外受精にて妊娠。

その後、無事男児を出産。

 

【症例2】31歳女性・駿東郡在住・不妊歴1年・妊娠歴0回・身長163cm・体重54kg・会社員

2年前に結婚。病院で、排卵誘発剤を使用しながらタイミングをはかり、その後人工授精を3回行ったが妊娠しない。体外受精も検討している。

症状

月経周期は26~30日くらい、月経痛が強い、茶色い固まりがでると痛みが軽くなる、普段から肩こりが強い、頭痛も起きやすい(ストレスや疲れで起こる)、体が冷えやすい、たまにふらつきがある。少し便秘がち。イライラや落ち込みもある。

全周期にわたって、芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)+逍遙散(しょうようさん)

月経期-爽月宝(そうげつほう・三稜莪朮製剤)

低温期-月経4日目から排卵までヴァイタルゲン(牡蛎肉エキス)を併用。

高温期-高温になってから月経がくるまで参茸補血丸(さんじょうほけつがん)を併用。

経過

服用1ヶ月後、今回、月経痛が楽だった。固まりはあった。

服用2ヶ月後、体の疲れや冷えが少し改善した。便通や眠りの良くなった気がする。

服用7ヶ月後、月経が来ないので、妊娠検査薬を使ったら陽性がでた。

その後、安定期に入るまで妊娠を安定させる漢方薬を使用して、無事出産。

 

 

漢方相談 明正薬局

薬剤師・国際中医A級 福本哲也

 

不妊症周期療法とは。不妊症・不育症の漢方周期療法

無月経、生理周期があまりにも不定の方は、まず、ある程度生理の周期を整える必要があります。

また、子宮や卵巣の炎症が強い場合にも、そちらの治療を優先して行う必要があります。

以上が周期療法の大まかな説明ですが、なかなか赤ちゃんが出来ない場合は女性側だけの問題という場合は少なく、男性側にもなんらかの不調がある場合が多いので、男性の精子(数や活動率)の状態を調べていない方はできれば一度調べられることをお勧めします。

実際の治療では、どちらか片方の方だけ、漢方治療をするよりも、ご夫婦ふたりでそれぞれにあった漢方薬を服用する方が妊娠率は高まります。