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おすすめの食生活

大切な食生活

ご存じのように人は、飲食物を消化吸収して、それをエネルギーや体に必要な成分に分解合成して生きています。

材料の悪いものからは良い製品ができないように、我々も体に良くないものを食べていると健康を害していきます。逆に、体に合った食事を摂っていくことで、健康を取り戻していくことができます。

現代人は、砂糖、油、乳製品などの高カロリーの物、インスタント食品、添加物の多い食品を食べ過ぎ、穀物や野菜、小魚、海藻、果物など摂取が不足しがちです。

高カロリーで根菜類が少ない食生活だと血液の質・血液循環、ホルモンバランスが乱れやすくなります。かくれ肥満の方も増えていて、体内の過剰な脂肪分がせっかく分泌された女性ホルモンを吸収してしまい、生理周期が整わないことも多いようです。漢方や病院での治療効果を上げるためにも、是非食生活を重視していただきたいのです。

1.以下のものを取りすぎないよう気をつけましょう。
(健康のため、取りすぎているものを控えるようにしましょう。)
①甘いもの(体内に湿を生じる)
白砂糖、チョコレート、ココア、ケーキ、ジュース、など

②油物(消化吸収しにくく、体内に湿熱を生じる)
天ぷら、揚げ物、など

③香辛料の多い物(刺激性が強く熱性があり、体内に熱を生じる)
唐辛子、わさび、こしょうなど

④加工食品(消化吸収しにくく、体内に湿熱を生じる)
インスタント食品(カップラーメン)・スナック菓子など

⑤乳製品(脂肪分が多く、消化しにくく、体内に湿熱を生じる)
牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターなど

⑥生のもの、冷たい物、冷凍の物(胃腸を冷やし消化吸収機能が落ち湿を生じる)
刺身、ジュース、アイスクリーム、かき氷

⑦コーヒー(興奮性が強く、体内に熱を生じる)
⑧アルコール(ほどほどは良いですが、多くなると湿熱を生じます。)
⑨タバコ(飲食物とは違いますが、極力止めていただきたいものです。)

これらの物は消化吸収機能を悪くし、漢方医学でいう脾胃(消化器系)の機能を低下させ、体内に湿(水分代謝の不良)、熱(炎症)が起こり、体調を崩しさまざまな病気を引き起こします。

2.健康な体になるために、日常生活の基本として次のことをお勧めします。(質素な和食が体を健康にする)
①食事は腹八分目を心がける。(食べ過ぎない)
②煮物などの和食を中心(消化吸収しやすく、脾胃の気を助ける)
ご飯、味噌汁、煮物、おひたし(ゆでた野菜)、小魚、豆腐など

③季節の野菜、特に青い葉っぱなど、火を通してよく食べる。(おひたしなど)できれば地元で穫れた物がよい。
パン食が好きな方は、朝食に「野菜ジュース」を取り入れても良いです。(カゴメ・伊藤園などの市販の物でも良いです。)
④主食の穀物以外は、いろいろ食べるもの(おかず)を変えると良い
⑤寝る前に物を食べない。(睡眠2時間前) 胃腸がゆっくり休まる時間が必要です。
⑥胃腸が疲れていると感じたら、朝食を野菜ジュースやみそ汁だけにして負担をかけないようにしてみる。朝食抜きでも良いです。
朝食はしっかり食べた方が良いというのが常識になっていますが、その言葉を信じ無理して朝食を食べ、かえって胃がもたれて体調が悪い思いをしている方も多いのです。
食事が体を作るための材料になり、大切というのは皆様お分かりだと思います。そして、食事を消化吸収するための胃腸の働きを整えておくことも合わせて重要です。食事前に「グーッ」とお腹が鳴るような空腹感がしっかりありますか?「ああ、お腹が減ったぁ。」と感じるのは胃腸がしっかり働いている証拠です。

その他のポイント
・食事はよくかむ(1口50回)
・寝る2時間前までに食事を済ませる。
・できる範囲で少しずつ努力する。始めからきっちりやろうとすると長続きできません。
・ストレスが溜まりすぎないように、たまには好きな物を食べる。(1~2週間に1~2度)