新型コロナウイルスの予防
こんにちは。
連日マスコミに取り上げられている新型コロナウイルスが心配ではないでしょうか?
新型コロナウイルスについて、次の3つの点を知っておいていただくと良いと思います。
1.例年のインフルエンザと比べると感染力は高い。
2.新型コロナウイルスに罹った際の致死率はそれほど高くない。
3.日本でもっと新型が流行したら、病院で移る可能性が高くなる。
中国で爆発的に感染が広まったのは、不安によって多数の人達が病院へ受診してそこで感染しているようです。
感染力は高いようですので、この先、もっと流行する可能性があります。
ただ、罹ってもそれほど深刻な状況になることはまれで、自然に治癒していきます。
普段健康な方が、新型コロナウイルスで亡くなる可能性は、日頃のインフルエンザで亡くなる比率と大差ないようです。
新型コロナウイルスで死者が出たと報道されると、不安になるかと思いますが、毎年流行するインフルエンザによる国内の死者は3000人~5000人といわれています。インフルエンザ関連では1万人の死者とも言われています。
報道は大事ですが、不安をあおるようなものは感心しません。
(ただし、心臓疾患や糖尿病、呼吸器疾患をお持ちの方は、重症化する比率は高いので、可能な限り予防しましょう)
これは、通常のインフルエンザやカゼの予防と共通します。
目次
予防するには、人混みを避け、衛生面に気を配って感染ルートを遮断するのが大切です。
カゼやインフルエンザが流行っていても、皆がひくわけではないですよね。まったくかからずに元気に過ごしている人もたくさんいます。同様に新型コロナウイルスが侵入しそうになっても身体の防御作用で撃退できている方も多いはずです。ぜひ、ウイルスが侵入してこられない体調でいるように心がけましょう。
(ただし、冬の寒い時期は汗をかきすぎるのは良くないと漢方医学では考えています。)ほんのり汗ばむ程度で十分で、その後、冷えないように気をつけましょう。
可能であれば夜11時までに寝るように心がけましょう。
睡眠のゴールデンタイムは夜10時~2時です。この時間に体が修復され、疲れが取れて、免疫力も向上していきます。(女性の美肌のためにも寝る時間は重要です。)
暴飲暴食や冷たい物の摂り過ぎなどに気をつけ、胃腸の働きを整えておきましょう。
食事の内容は、偏食を避けバランスよく栄養をとることが大切です。
ウイルス感染の予防効果を高めるためには、体の免疫シスに欠かせないビタミンCと体のエネルギー産生に必要なビタミンB1群、鼻やのどの粘膜を強化する働きのあるビタミンB2、B6を多くとることがポイントです。アミノ酸の豊富な動物性たんぱく質を食事に取り入れるのも効果的です。
日本人は、和食がおすすめです。ご飯、みそ汁、魚、野菜の煮物、海藻の酢の物などで、さまざまな栄養素がとれます。
クマ笹エキス、朝鮮人参製剤、アミノ酸製剤、ビタミン剤など体力・免疫力を向上する漢方薬や栄養剤を服用するのもおすすめです。
室内の温度や湿度を適度に保って、感染しにくい環境を整えましょう。室温は20度以上・湿度を50~60%に保つとよいです。
上着にマフラーや手袋等の小物を組み合わせて、外と室内との温度差を上手に調整しましょう。
はやく、新型コロナウイルスが収まって欲しいですね。
どうぞ、ご自愛下さい。
静岡県伊豆の国市古奈426-6
漢方相談 明正薬局
薬剤師・国際中医A級 福本哲也