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漢方医学でみる肝臓のつかれ

漢方医学でみる肝臓のつかれ

お酒を飲み過ぎると肝臓に良くない。というのは皆さん、ご存じのことです。

ただ、肝臓は「沈黙の臓器」と言われるほど、痛みなどの自覚症状を感じづらい器官です。健康診断で肝臓の数値が悪くても自覚症状を感じていない人もたくさんいます。

しかし、漢方医学の知恵を使うと肝臓の疲れや働きが落ちていることなどを予測することが可能です。

漢方医学でいう肝臓は、現代医学での物質(部位)としての肝臓という認識以外に、目や筋肉、爪、精神(情緒)などとも深い関係にあると考えられていて、それらの状態から肝臓の具合を判断することもできます。

肝臓が疲れている時の症状

1.こむら返りなどの筋肉のつり、まぶたのピクピク

肝臓は血液をきれいにして、全身に送る働きがあります。その働きが落ちていると栄養が行き届かずに筋肉がケイレンや過度の緊張を起こしてしまいます。

寝不足でもまぶたがピクピクしますが、これは睡眠中に肝臓が休まる時間が足りずに肝臓の働きが落ちている状態です。

2.目がかすむ、ショボショボする

肝臓から栄養のある血液が届くことにより目ははっきりと物をみることができます。血液の不足により、目のかすみ、ショボショボ、ドライアイなどの症状が起きてきます。

3.爪が割れる、はがれる、色がくすむ、スジが入る

肝臓の状態がよい人の爪は、適度の厚さで艶があり綺麗です。肝臓の疲れが長期化してくると爪が割れたり、はがれやすくなります。色もくすんできます。爪の主成分はケラチンというタンパク質で、肝臓の働きが悪くなっていると必要なタンパク質を作る能力が落ちてしまうため爪の状態が悪くなります。

4.イライラ、眠りが悪い、脇腹の張り

長期的なストレスや過度の飲酒などで、肝臓に負担をかけ続けると、イライラや不眠などの精神面の不調が起きてきます。肝臓の負担が脇腹の張りや口の苦みなどの症状として起きてくることもあります。

肝臓のための日常生活

○肝臓によい食材

うなぎ、アサリ、シジミ、ニラ、ホウレン草、小松菜、セロリ、セリ、ヨモギ、

春菊、イチゴ、梅、ゴマ、などが肝臓によい食材とされています。

また、漢方医学では適度の酸味は肝に良いとされています。

若い方はあまり好まれないようですが、海藻の酢の物を頻繁に食べるとよいです。酸味のある果物もお勧めです。

漢方生薬として、クコの実、菊花、女貞子、山茱萸、石決明、当帰、芍薬などが配合された漢方薬は肝の働きをよくするものが多いです。

目を休める

現代人はスマホを見過ぎです。近い距離での液晶の見過ぎは目を酷使ししています。スマホをみる時間をなるべく制限し、特に夜間は見ないように心がけましょう。ホットパックなどで目を温めると目の周りの血行が良くなり目の休養になります。

ただ、目の充血があったり、顔や頭部がのぼせている場合は、冷たい濡れタオルなどで目を冷やす方がよい事もあります。

睡眠をしっかりとる

寝ている間に肝臓も修復され休養します。そのためのゴールデンタイムは午後10時~午前2時です。できるだけ寝ている時間がこの時間帯に長く重なるようにしましょう。

気持ちをのんびりと落ち着ける

できるだけイライラしないように、気持ちを落ち着けましょう。

 

肝臓の改善に使用される漢方薬や栄養剤

・肝の血を補う漢方薬-四物湯、十全大補湯、杞菊地黄丸、婦宝当帰膠、逍遙散など

・肝の気を整える漢方薬-逍遙散、柴胡疏肝散、柴胡桂枝湯など

・肝臓に良い生薬 田七人参、ウコン、牛黄など

・栄養剤 ササヘルス(クマ笹エキス)、レバコール(カツオの肝臓抽出物、ビタミン製剤)、ミラグレーン(タウリン、メチオニン、肝臓抽出物)

 

 

 

 

 

 

肝臓が気になる方は、こちらの問診票を使ってご相談ください。

 漢方相談 問診票

 

 

 

静岡県伊豆の国市古奈426-6

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薬剤師・国際中医A級  福本哲也