2024年3月15日
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めまいは、目がかすんで頭がふらつく、物が揺れ動いて見える、乗り物に乗っているような感じがする、目を開けると周囲が回転して立っていられない、ひどいと吐き気がする、など程度や症状が様々で、漢方医学では気・血・水の流れの乱れや臓腑(肝・心・脾・腎など)の不調によって起こると認識されています。
頭のふらつき、めまい、張ったような頭痛、イライラ、怒りっぽい、怒るとめまいや頭痛が悪化する、顔面紅潮、耳鳴り、眠りが浅い、口の乾燥、口が苦いなど
代表処方-竜胆瀉肝湯(りゅたんしゃかんとう)・天麻鈎藤飲(てんまこうとういん)・釣藤散(ちょうとうさん)など
めまい感、ふらつき、目の異物感、焦燥感、不眠、夢をよく見る、寝汗、手足の火照り(熱感)、口の乾きなど
代表処方-杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・二至丹(にしたん)+杞菊地黄丸など
回転性のめまい、頭重感、胸が張って苦しい、悪心、嘔吐、体がだるいなど
代表処方-半夏白朮天麻湯、苓桂朮甘湯、温胆湯加減など
頭がふらつく、めまい、横になりたがる、起立すると症状が増強する、疲れやすい、食欲不振、息切れなど
代表処方-補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、黄耆建中湯、苓桂朮甘湯など
頭のふらつき、目がかすむ、心身の疲労により症状が悪化、不眠、夢が多い、動悸、体がだるい、食欲不振など
代表処方-帰脾湯(きひとう)など
頭がふらつく、めまい感、耳鳴り、記憶力の低下、目がかすむ、足腰がだるい、など
代表処方-耳鳴丸、杞菊地黄丸(冷えがある場合は八味地黄丸、海馬補腎丸、牛車腎気丸など)
体調・症状にあった漢方薬を服用していくことにより、少しずつ症状が楽になっていきます。
また、日常生活の改善も大切で