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多汗症の漢方治療 

この記事はこんなお悩みの方におすすめです
  • 多汗症でお困りの方
  • 多汗症の漢方薬を知りたい方

目次

多汗症と漢方

多汗症は、一般的には汗をかかない状態なのに汗が出るものをいいます。

比較的全身に汗をかく場合(全身性多汗症)と一部分に汗をかく場合(局所性多汗症)があります。
よく見られるケースでは、甲状腺機能亢進症や更年期障害(ホルモンバランスの乱れ)、精神的な興奮や自律神経の失調、体力の低下などによって起こります。

よく使用する漢方薬

○ホルモンバランスの乱れによる多汗

・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)
・温清飲(うんせいいん)  など

○ストレス・精神的緊張による多汗

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・四逆散(しぎゃくさん)
・抑肝散(よっかんさん)
・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

・柴胡清肝散(さいこせいかんさん)など

○体力低下による多汗

・桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
・衛益顆粒えいえきかりゅう(玉屏風散ぎょくへいふうさん)など

その他

脇の下や手のひらの多汗でお困りの場合は、ミョウバンを外用として使用するのも一考です。
使用法は簡単です。市販のミョウバン(50g)を、1リットル~1.5リットルの水に溶かして、それをガーゼに浸して、腋の下や手のひらを拭いたり、スプレーすればよいです。