2024年3月29日
目次
膠原病とは、全身の関節や筋肉、血管、皮膚、粘膜などに慢性炎症をおこす病気の総称です。
膠原病は、関節リウマチ、全身性エリトマトーデス、ベーチェット病、シェーグレン症候群、強皮症などが代表的です。
原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどを調べていくと膠原病というケースが多いです。
現在でも原因などが解明されたわけではなく、重篤な病態をきたすことがしばしばある難しい病気と言えます。
起きやすい症状は、発熱、倦怠感、関節の腫れや痛み、こわばり、筋肉痛などです。
他に、指先が冷えると白くなる(レイノー現象)、微熱が続く、脱毛、発疹が治らない、口渇(ドライマウス)や口内炎が治らない、目が乾く(ドライアイ)などが起きることがあります。
膠原病が疑われる場合には、血沈やCRP、血清蛋白分画などの数値から炎症反応の状態を調べ、抗核抗体・リウマトイド因子・血清補体などの検査により免疫異常を調べます。
関節リウマチ(RA)・全身性エリテマトーデス・多発性筋炎・皮膚筋炎・強皮症・シェーグレン症候群・成人スチル病・リウマチ性多発筋痛症・ベーチェット病・混合性結合組織病・抗リン脂質抗体症候群・血管炎症候群など
・皮膚や粘膜の炎症(ベーチェット病など)
温清飲(うんせいいん)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)など
・唾液など分泌液の不足、乾燥感(シェーグレン症候群など)
甘露飲(かんろいん)、八仙丸(はっせんがん)など