2024年8月2日
水虫に対して、効果的な外用薬(塗り薬)がいろいろでていますが、治ったかと思っていたら、再発する人が多いです。
これは、主に体の体質(痰湿タイプ)が影響します。
水虫は、白癬菌という糸状の菌糸が繁殖したもので、長靴や革靴を常時履いて、むれやすい状況にある方に多く、高温多湿の夏に多発し、発生する部位は、足、手、爪(つめ)などいろいろです。
その症状も、ジュクジュク、乾燥、カサつき、かゆみ、痛みまで伴うものなど、人によってさまざまです。
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
皮膚の化膿を繰り返す傾向のある水虫に使用し、長期の服用によって体質改善にも応用されます。
消風散(しょうふうさん)
患部がジュクジュクしやすく、分泌液を含んだ赤丘疹やかさぶたを伴っていて、夏や暖かいときに悪化する場合に用います。
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
炎症性で皮膚が赤くなり、浸出液の多い白癬に用います。
当帰飲子(とうきいんし)
乾燥が強く、赤みがない状態に用います。
日常生活
・皮膚状態を改善するためには、白砂糖、油物、香辛料を控えめにして、緑の野菜を多く摂るように心がけましょう。
家庭内で感染がしないよう気をつけましょう。
・足ふきマットやスリッパは共用しない
・帰宅後は足をよく洗う
・家の中でも靴下を履いて白癬菌の付いた皮膚の角質を落とさないようにする