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妊娠したい方のための漢方治療-のぼせ、炎症タイプ

この記事はこんなお悩みの方におすすめです
  • 不妊症の漢方治療を知りたい方
  • 漢方薬で不妊治療をしたい方
  • 病院での不妊治療の効果を高めたい方

私ども明正薬局では、不妊症の漢方的なタイプを大きく7つに分けて、それに合った治療を行っています。

7つのタイプの分類はこちらをご参照ください。

今回は、不妊症のタイプのうちののぼせ・炎症タイプ(湿熱・しつねつ)をご紹介します。

目次

⑥のぼせ・炎症タイプ

湿熱(しつねつ)

このタイプの方は、体の内側に湿熱(むくみと炎症・腫れ)がある状態で、湿熱により生殖器系の働きを乱して、方におすすめです

不妊症の漢方治療を知りたい方

漢方薬で不妊治療をしたい方

病院での不妊治療の効果を高めたい方

私ども明正薬局では、不妊症の漢方的なタイプを大きく7つに分けて、それに合った治療を行っています。

 

7つのタイプの分類はこちらをご参照ください。

 

今回は、不妊症のタイプのうちのほてり、のぼせ、炎症タイプ(湿熱・しつねつ)をご紹介します。

のぼせ・炎症タイプ 湿熱(しつねつ)

このタイプの方は、体の内側に湿熱(むくみと炎症・腫れ)があり、それにより生殖器系の働きを乱して、妊娠しづらい状態になっています。

月経周期が短い(24日以下)・月経量が多い・月経色が深紅、粘りが強い・下腹部の張った痛み・粘りけのある黄色いオリモノ・ 小便が少なく黄色い・倦怠感・下半身が重くてだるい、イライラしやすい、頭痛や耳鳴り、などの症状が特徴です。

  • 月経周期が短い(24日以下)
  • 月経量が多い、粘りが強い
  • 月経痛(下腹部や腰の痛み)
  • 下腹部の張った痛み
  • 粘りのある黄色いオリモノ
  • 膣炎を起こしたことがある
  • 顔ののぼせ・ニキビ
  • イライラする
  • 体が重だるい、むくむ
  • 頭痛・耳鳴り
  • 便のニオイが強い
  • 口が苦い

体質的に湿熱を起こしやすい場合やストレスが強く、油物・甘い物・香辛料・アルコールなどの摂り過ぎで体内に湿熱を生み出してしまう場合などが考えられます。

この場合、食事の見直しなど、生活環境の改善も行う必要があります。

食事は、野菜を中心とした和食を基本として、油物や辛いもの、アルコール、乳製品、砂糖の摂り過ぎに気をつけましょう。

また、気持ちを落ち着けてイライラしないようにしたり、ヨガやウォーキングなどで適度に体を動かしてストレスを発散しましょう。

湿熱の漢方治療

臨床では、竜胆・車前子・黄柏などの清熱解毒、清熱利湿などの作用をもつ生薬を用います。

代表処方-竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)、

温胆湯(うんたんとう)など

 

 

不妊症の漢方相談は、伊豆の国市以外に伊豆半島全体や三島、沼津、静岡、横浜、名古屋などからも患者さんが相談にいらっしゃいます。

また、メール相談により、北海道から九州・沖縄まで漢方薬を発送しております。

不妊症問診票


湿熱による不妊症の漢方症例

【症例1】30歳女性・静岡県三島市在住・不妊歴1年・妊娠歴なし    身長159cm・体重60kg

病院で人工授精4回行うも妊娠できない、体外受精はしたくない。漢方薬で妊娠した友人から明正薬局を紹介された。

症状

月経周期が短め(23~26日)、月経期間は3日間程度、月経痛が強く、月経血は真っ赤で粘りが強い、オリモノは降りるが黄色い、膣炎を起こしたことがある、イライラすると下腹部が張って痛む、アルコール、油物、香辛料、ケーキ、チョコレートをよく摂取している。時々頭痛が起きる。

処方

全周期にわたって、薛氏・竜胆瀉肝湯(せっしりゅうたんしゃかんとう)+クマ笹エキス

月経期-月経3日間、水蛭製剤(すいてつ)

低温期-月経4日目から排卵までヴァイタルゲン(牡蛎肉+クマ笹)を併用。

高温期-高温になってから月経がくるまでプラセンタ製剤を併用。

経過

服用1ヶ月後、あまり変化を感じない。

服用2ヶ月後、生理痛が軽かった。

服用4ヶ月後、体調全体がよい気がする。イライラや頭痛もあまりない。

服用8ヶ月後、再度、人工授精を行い妊娠。

静岡県伊豆の国市古奈426-6

漢方相談 明正薬局

薬剤師・国際中医A級  福本哲也

 

不妊症周期療法とは。不妊症・不育症の漢方周期療法

無月経、生理周期があまりにも不定の方は、まず、ある程度生理の周期を整える必要があります。

また、子宮や卵巣の炎症が強い場合にも、そちらの治療を優先して行う必要があります。

以上が周期療法の大まかな説明ですが、なかなか赤ちゃんが出来ない場合は女性側だけの問題という場合は少なく、男性側にもなんらかの不調がある場合が多いので、男性の精子(数や活動率)の状態を調べていない方はできれば一度調べられることをお勧めします。

実際の治療では、どちらか片方の方だけ、漢方治療をするよりも、ご夫婦ふたりでそれぞれにあった漢方薬を服用する方が妊娠率は高まります。