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膀胱炎

膀胱炎と漢方薬

男性に比べ、女性の方が膀胱炎でお困りの方が圧倒的に多いです。これは、尿道の長さやトイレの我慢などが影響しており、疲労やストレス、睡眠不足、冷えなどにより体の抵抗力(免疫力)が低下することにより発症します。

漢方治療では、急性の膀胱炎と慢性の膀胱炎で対処法を変えることで対処すると良いでしょう。

○急性期
膀胱炎は、尿道や膀胱に雑菌が入り、炎症を起こした状態で、排尿痛や残尿感が主な症状です。急性期の膀胱炎に対する漢方治療は、雑菌を排除するために利尿を促し、炎症を鎮める処方をメインに使用します。(清熱・利水利湿)
代表処方-猪苓湯・竜胆瀉肝湯・五淋散など

慢性期(ひどい症状ではないが長引いた状態・繰り返し起こる膀胱炎)
長期化した膀胱炎や繰り返し起こる膀胱炎の場合、腎膀胱系の働きを高めたり血流改善によって体の治癒力を向上させていくことが重要となります。
急性期は炎症があり、膀胱に熱をもった状態ですので、炎症を鎮める清熱薬(熱を冷まし炎症を鎮める)を使用しますが、慢性化した状態では体を温めながら血流改善や腎膀胱系の機能を良くする処方をよく使用します。実際、膀胱炎を繰り返す方の大半が冷え症や体の疲労を感じています。
代表処方-人参当芍散・八味地黄丸など